- 2021.01.26ブログ
- 建築は水との闘い
建築部の印部です
今回はちょっと仕事の話をしたいと思います
建築との関わりのある自然現象の中で、最も身近なものに【雨】があります
この雨もいかに処理するかがとても大事で、また難しいことなのです。
屋根やバルコニーに降った雨は、軒樋に入って竪樋を伝って雨水桝に入りそれぞれの桝から敷地内の最終の桝に入り、そこから敷地外の側溝などに流れていきます
軒樋の大きさ、竪樋の大きさ、本数、桝の大きさ、深さ、数、最終桝の位置、そこに繋げるまでの配管経路等々
建物だけではありません。敷地内に降った雨ももちろん処理の対象です。
どういう舗装にするのか、土のままなのか、コンクリートを打つのか、あるいはタイルを貼るのか・・・。
どれだけの勾配をとればいいのか、どこを高くしてどこに流すのが一番効率的か・・・・。考える事は少なくありません。
雨が降ったらプールになってしまうなんてことにならないように、水捌けのいい排水計画をしないといけません。
『雨を制する者は、建築を制す』
という言葉があるように(ない!)、建築に携わる上で非常に重量な要素なので、そういったところを疎かにせずこれからも取り組みたいと思います。