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こんにちは、社長の原田です。 最近、お客様と家づくりのお話をしていると、以前に比べて「予算」に関するお悩みを聞くことが本当に増えました。
「理想のエリアで新築を探すと、どうしても予算オーバーしてしまう…」 「予算内に収めようとすると、職場から遠い郊外に行くか、家を小さくするしかないのか…」
もし今、このブログを読んでいるあなたが同じような悩みを抱えているとしたら、少しだけ視野を広げてみませんか? 今、賢い家づくりをする方々の間で**「中古住宅購入+リノベーション」**という選択肢がスタンダードになりつつあります。
今回は、なぜ今あえて「中古」なのか?そして、後悔しないためのポイントについて、プロの視点でお話しします。
- 【昨今の住宅事情】なぜ今、新築ではなく「中古」なのか?
数年前と比べて、家づくりを取り巻く環境は激変しました。 ニュースでもよく耳にする**「ウッドショック」**以降、木材の価格が高騰しただけでなく、コンクリート、鉄、窓サッシ、キッチンなどの設備機器に至るまで、あらゆるモノの値段が上がり続けています。
さらに、職人不足による人件費の上昇や、人気エリアの土地価格上昇も重なっています。その結果、新築市場では今、こんな現象が起きています。
価格は高いのに、家の面積は小さくなっている
予算を抑えるために、設備のグレードを下げざるを得ない
「一生に一度の買い物なのに、何かを妥協しなければならない」というのは辛いですよね。一方で、中古市場に目を向けてみるとどうでしょうか。 新築用の更地が出ないような**「駅近の好立地」や、昔ながらの「ゆとりのある広さ」**を持った物件が、実はたくさん眠っています。「新築=正解」という固定観念を一度捨ててみてください。 **「物件価格を抑えて、その分を自分好みのリノベーションに使う」**ことが、総予算を抑えつつ理想の暮らしを叶える「最も賢いルート」として選ばれているのです。
- 【リノベでできること】ただ綺麗にするだけじゃない、劇的変化のビフォーアフター
「でも、中古って古臭いし、性能も心配…」 そう思われるかもしれません。しかし、最近のリノベーションは劇的な変化をもたらします。
■ 間取りの自由化
昔の家によくある「細切れの間取り(茶の間・台所・客間)」も、壁を取り払うことで広々としたLDKに生まれ変わります。壁に向かって料理をしていたキッチンを、家族の顔が見える「対面キッチン」や「アイランドキッチン」に変更するのも人気のリノベーションです。
■ 性能の向上(ここが重要です!)
見た目以上に大切なのが「家の中身」です。
断熱改修: 窓をペアガラスや内窓(二重窓)にしたり、壁の中に断熱材をしっかり入れ直すことで、新築同様の「夏涼しく冬暖かい」快適な家に生まれ変わります。
耐震補強: 昭和の建物であっても、プロが診断し適切な補強を行えば、現在の耐震基準まで安全性を引き上げることが可能です。
■ 自分らしさの表現
一般的な建売住宅では選べないような、無垢のフローリング、こだわりのタイル、オーダーメイドの造作家具など、好きな素材をふんだんに使って「世界に一つだけの家」をつくることができます。
- 【注意点】「中古なら何でもいい」わけではありません!
ここまで良いことばかりをお伝えしましたが、プロとして釘を刺しておかなければならないことがあります。 それは、**「中古物件には『買っていい物件』と『手を出してはいけない物件』がある」**ということです。
■ 構造上の制約
気に入った物件が見つかっても、構造によっては希望のリノベーションができないことがあります。
マンション: 管理規約で「フローリング禁止(カーペットのみ)」と決まっていたり、壊せない壁(壁式構造)があって間取り変更が制限されることがあります。
戸建て: 2×4(ツーバイフォー)工法など、壁で建物を支えている構造の場合、安易に壁を撤去できません。
■ 見えないリスク
雨漏りの跡、シロアリ被害、床下の配管の老朽化…。これらは、一般の方が内見に行っただけでは気づけないことがほとんどです。
■ お金の話
「物件価格」だけで判断するのは危険です。 「物件価格 + リノベ費用 + 仲介手数料 + 諸経費」 これらを合わせた**「総額」**で資金計画を立てないと、後から「リノベ代が足りない!」という事態になりかねません。
- 【解決策】物件探しとリノベを「ワンストップ」で進めるメリット
では、失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか? 答えは、**「物件を探す段階から、私たち建築のプロに声をかけること」**です。
通常、不動産屋さんは「物件を売ること」がゴールですが、私たち工務店・リノベ会社のゴールは**「お客様が住み心地の良い家で暮らすこと」**です。
弊社にご相談いただければ、こんなメリットがあります。
購入前にプロが判断 「この壁は壊せるか?」「断熱改修にいくらかかるか?」を、契約前の物件見学の段階で判断できます。
総予算の把握 物件費用とリノベ費用をセットにして、無理のない資金計画をご提案します。
住宅ローンの手続きもスムーズ 物件購入とリノベ費用を一本化した「一体型ローン」のご提案も可能です。
「物件を買ってから相談」ではなく、ぜひ**「物件を探し始める段階」**からご相談ください。それが成功への近道です。
まとめ
リノベーションは、価格高騰が続く今の時代において、限られた予算で「立地」も「家の質」も諦めないための賢い選択です。
少し不安な中古物件だからこそ、最初から建築のプロと一緒に選ぶことが何より重要です。 私たちと一緒に、新築以上の満足度が得られる家づくりを始めてみませんか?
(※まずは話だけ聞いてみたい、という方は無料相談会へお越しください)


